ぼく

僕の人生は長いようで短いようで長かった。僕の骨は成長し筋肉も脂肪も増えた。僕の脳みそは僕が見たこと考えたことを「僕」として形作った。僕は脳味噌に申し訳ないことをしてきたと後悔している。僕が人見知りだったために友達がいない、僕がこんなんだからこんなつまらない人生なのだと。しかし脳みそは絶えず色々なものを無差別に吸収することができたはずなんだ。僕が知識の取捨選択をしたせいで脳みその伸びしろを狭めてしまった。僕という意識は透明なのに、それなのに透明な僕の自由を奪ってしまった。僕は僕のせいで僕なんだ