誰だ

最近マンガ借りた。読みたくない。21巻もある。感想言わないけんかな。だから読まないとな。読んだらヲタになるんじゃないかと危惧してる。深田さんが歩く。坂道を、大股で歩く。ふとももの裏が伸びてる実感あるから脂肪減ったらいいなと思いながら。大村さんはデブなので、そんな感覚すら味わえない。感じるのは体の全体的なだるさだけ。大村さんは膝丈のスカートをはいている。足を一歩踏み出すたびにスカートの丈がひざ上にくることがすごく嫌だった。自分のデブさを自覚してるだけに心苦しい。でも足が太くてスカートしかはけないから仕方ない。ロンスカは155センチしかないためにはくと全体的に大きく見えてしまう。デブはつらい。石ころを蹴ってみた。斜めにそれたので再度蹴ることができない。むかついたし、ちょうどいい石がなくて再チャレンジできず重ねてむかついたので大村さんの方をみた。デブが汗水たらし、太くてセルライトが浮いている足の上にピンクの花柄のスカートをはいた醜い生き物だと思い、イライラして前を見た。長い長い坂道でまだつきそうになくイライラした。おじさんが柴犬を今にも切れそうなリードを持って散歩している。犬の歩く先には電柱があった。尿の乾いた跡がある。一体何回この電柱は放尿されてきたのだろうか、と考えると尿の匂いを思い出して気分が悪くなった。いけないいけない。後ろを振り返ると今まで登ってきた距離に驚いてうれしくなった。いやいや登ってたけどこんなにも歩いてたんだ。大村さんは犬みたいにぜいぜい息を吐いている。きたねえなあ。人の呼気を吸うのは大嫌いだ。彼女の前を行く深田さん。今日はどんな日でもなかった。今日はただ息をしていただけ。今日はただ生きただけ。今日はただ死ななかっただけの日。今日は明日につながる日にならなかった。家に帰ったらクーラー18度にして氷を大量にいれてきんきんになったオレンジジュースを一気飲みして、大好きな曲を流して、ぼーっとしよう。