今日は響灘にいきました。そこで亜由子ちゃんに会ったから毎日が楽しくて仕方なくなりました。亜由子ちゃんは君が代をうたうのが大好きで四六時中美声を風にのせています。亜由子ちゃんはいつの日からか私と遊ばなくなりました。理由はよくわかりません。学校では普通に話すし弁当も一緒に食べます。でも放課後声をかけても拒否られることが多くなりました。いつも亜由子ちゃんは何をしているのかな。そう思ったので亜由子ちゃんに聞きました。怪訝そうな顔をした後下を向き、ふっと私の顔を覗き込むようにして「言いたくない。」とぽつっと言った。もうこれ以上聴くことはしなかった。亜由子ちゃんのことが気になって仕方なくなりました。何してるの。私と遊ぶことよりも楽しいことって何。そう思い授業が終わり下校途中から彼女の後ろからコッソリと後を追った。亜由子ちゃん何してるの。ねえねえ。周りの人から怪しまれないように、かつ気が付かれないように。息が詰まりそうな思いだった。だんだんと人気のない通りになった。ここからは距離をさらにとる。ああ。とうとう気が付かれないままあるところにまで来た。ここで亜由子ちゃんは姿を消した.正確に言うとある大人の人が運転する車に乗ってどこかに行った。どこなのかはわからない。消えた。亜由子ちゃん。。。。私は諦めて家に帰った。どこに行ったのかな。今日お母さんの帰りは遅く夕飯は自分で用意した。白米と梅干。仕方ない。作るのが面倒だしそんなに食欲もないから作らない。私は午後10時になり、ああもう風呂に入らなくちゃ、とテレビを消し重い腰を持ち上げて脱衣所にむかった。洗濯機を回し忘れていて昨日とおとといの洗濯物がまだ残っている。むしゃくしゃして居ない母親に向けて舌打ちをした。異臭とバクテリアでいっぱいの洗濯機に脱いだ服を入れる。ついでに柔軟剤もいれた。良い香りがツーンと鼻を突き抜けのどまで来たところで気持ち悪くなったので、そそくさと風呂に入ろうとした。ふたを開けて気が付いた。風呂掃除してない。昨日の垢が残った空の浴槽と裸で立ち呆然としている自分。イライラが増す。仕方ないから裸のままスポンジで浴槽を磨く。浴槽がいっぱいになるまで待つのは嫌だし、また服を着るのも嫌だから今日はシャワーで済ませることにした。くそが。と低い声で吐き捨てたが聞いてるものはいないのでむなしい。誰かに聞かせたいほど気持ちがこもっていたと我ながらにして思う。シャワーを浴びている途中に鍵の音がした。お母さんが返ってきたのかな。シャワーを止め耳を澄ます。スリッパをはく音が聞こえる。今何時だろう、どこに行ってたのかな。早めにシャワーを済ませて服を着た。脱衣所を出てリビングに向かう。母はお帰り。といった。それは私のセリフだ、と思いながらもなんで遅かったのと聞く。「ごめんね、ちょっと懐かしい友達と偶然会っちゃったからお茶してたの。」なんてわかりやすい嘘なんだろう。でも気が付かないふりをして「そう。」と言っておいた。イライラ。自分の部屋に戻り一息ついて亜由子ちゃんのことを考えた。でももう寝ようと思った。亜由子ちゃんに会いたい。翌朝お母さんに起こされる前に目が覚めた。今日は急いでしたくしなくてもいい。リビングに行く。母がソファーで寝ていた。近くにスマホが落ちていた。テレビをつける。人気のアナウンサーがキラキラした目で話してる。今日の朝ごはんは何にしよう。弁当は何にしよう。めんどくさい。母から金をもらって買おうかな。財布を物色した。金金金。