ある朝目覚めたらあの人がご飯を作っていたの。コーヒーまで入れてくれた。白米に卵焼きとみそしるにコーヒーって変な感じだけどそれがあの人らしくって心がじんわりとしてきた。なんでそこにいるのって聞いても返事してくれなくてもっとおおおおおきなこえで、ねえええ!っていったらこっちを見てにこっとしたね。目尻にできるしわとわらったら黒目が見えなくなるその目が懐かしくて懐かしくて朝から幸せな気分だった。あの人はもうここにはいないけれどきっとどこかで誰かに同じようなことをしているのだろう。私は今日も昨日と同じような時間を過ごしているよ。毎日毎日君のことが脳裏に浮かんでくるけど嫌じゃなくなった。どれもどれも素敵な君しか浮かんでこないの。だからいつも僕は心がほかほかするよ。ありがとうと愛してるよってちゃんと言えなかったことが引っかかるけど、そんな事もうどうでもいいや。ゴミ箱の中にある紙切れに君の名前を書いてまたゴミ箱に戻してやった。